さわやかで清々しい香りのすだち愛好者も多いなか、徳島のすだちが有名です。
すだちというと徳島以外では、なかなか生産地が思い浮かびません。
そんな徳島のすだちですが、できれば美味しい旬の時期に味わいたいもの。
かぼすと似ているようだし、徳島でなぜ有名になっているのかちょっと気になります。
そこで今回は、すだちは徳島がなぜ有名!?徳島以外より圧倒的な生産量、そして徳島のすだちとかぼすとの違い、徳島すだちの使い方と効用について紹介したいと思います!
すだちは徳島がなぜ有名!?徳島以外より圧倒的な生産量
すだちと聞くと徳島県が有名です。
徳島以外に思い浮かぶ県がなかなか見つかりませんね。
それでも、他に収穫できる地域がないのかと言うとそうではありません。
本州でも実がなるのですが、徳島のすだち生産量は国内では群を抜いていて9割以上。
国内シェアもほぼ100%なので驚きですが、他の地域で代替できないということなんですね...。
それもそのはず、もともと徳島が原産で、気候や風土からも適した独自の特産物。
徳島県の県花になっていますから。
四国自体が山がちで平野より傾斜地が多い土地柄。
温暖な気候で、傾斜地にミカンやオリーブなど、かんきつ類が段々畑で栽培されてるのが
目に浮かびます。
他の地域に比べて、日照時間も長めでミネラルの多い土壌から、美味しいすだちができるのも容易に想像できます。
温暖でも平野が少なく傾斜地の多い土地柄であれば、生産・栽培となるとかんきつ類ということになるんでしょうね。
徳島のすだちの旬はいつ頃?値段は
美味しい徳島のすだちを味わうとすると、旬の時期に食べたいところです。
一般的に徳島のスダチは8月中旬から9月下旬に頃です。
黄色く熟してしまうよりも前の青々した段階が、酸味や風味がいい時期となります。
この時期には、比較的安く手に入ると言われてます。
しかし、徳島県外であれば割高に感じる人もいるようです。
すだちの大きさはゴルフボール大で、一般的な2Lサイズだと1個60円位。
通販だと1キロ40個前後で2,800円から4,000円前後の値段。
2キロになると、1万円を超えてくるので結構な値段かもしれません。
それに配送料が1000円程度付きますから、できれば送料無料で買いたいです。
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徳島のすだちとかぼすとの違い
すだちとかぼすの違いと言われても混同して、すぐにはピンときません。
でも、よくよく見ると大きさが違います。
スダチが40グラム前後に比べて、カボスはテニスボールくらいで150グラムほどあり
ます。
中の果肉の色もすだちが黄緑ぽい色に対し、
かぼすは赤みのある黄色と言ったところでしょうか。
かぼすは大分県が有名ですね。
かぼすは大きいので、果汁がたくさん絞れます。
だから、果汁を多く使う料理に重宝します。
酢の物やなべ物、野菜などのドレッシングにも最適、もちろん焼き魚の添え物としても合います。
クエン酸の量が多いので酸味が強いですが、甘みもあって程よい味わいが楽しめます。
酢の物や酸っぱいもの好きには、たまりません。
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徳島すだちの使い方と効用
スダチをスライスしたり、絞ったり、皮ごとすりおろして、料理に添えるだけでも美味しくなります。
飲み物にしぼり汁を入れるだけでも風味が違ってきます。
スダチもかぼすも日本料理の風味を引き立たせるのにうってつけの柑橘類。
スダチのほうが、どちらかというと香は強いけど、酸味が強くないですね。
それに、苦みもしつこくなく、料理の素材の味や風味を損なうことが有りません。
かんきつ系の風味が強すぎるのが苦手ならば、すだちのほうがしっくりきますよ。
サンマや松茸など、香りが強い食材に合うし、すだちごはんやすだちうどんが有名です。
すだちの効用ですが、すだちの皮にはスダチチンというポリフェノールがあります。
これが、内臓脂肪や皮下脂肪を抑制しますから、肥満予防やや脂質代謝改善に役立ちます。皮ごと食べれば、健康に良いということですね。
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まとめ
すだちは徳島が有名なのは、もともとの原産地であり栽培にも適した気候や風土が丁度ぴったりと合ってたんでしょう。
スダチは食べ物やお酒に格好の調味料。
酸味が強くなくどの料理にも合いますし、健康増進にも最適です。
地味だけど、食卓を引き立てせてくれる味わいがありますね。