レバーを茹でると栄養が少なくなるのが気になります。
レバーを調理するのにこの臭みも悩むところです。レバーを茹でても、強く長時間加熱すると、臭いも強くなるし、なかなか面倒な食べ物。
今回は、レバーを茹でると栄養がなくなるのか、茹でる際に臭みを取る時間やレバーを洗うと栄養が逃げるのか、貧血気味やたちくらみに効果的なことについて紹介してます。
レバーを茹でると栄養がなくなる
レバーは鉄分、葉酸、ビタミンB群が多く含まれる造血作用がある栄養価が高いことで知られます。
で、栄養が抜けるのかと、一部がそのゆで汁に溶け出す可能性はあります。
でもレバーはこの下処理をしっかりしないと血の味が残って味が美味しくなりません。悩ましい所です。レバーを茹でるだけでは栄養価は抜けないことも言われますが、何の食材でも、下処理すれば一定の栄養素は抜けるものです。
それよりも調理した結果、トータルに考えて美味しく味わえる、体にいい影響があることの方が大事でしょう。
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レバーを茹でる際に臭みを取る時間は?
手っ取り早いのは、沸騰したお湯にスライスしたレバーを入れて、再度沸騰するまで茹でます。
沸騰したところで、火を止めてふたを閉じたまま3分~5分位そのままにしておきます。そうすると、ほとんどレバーの臭いが気にならなくなります。
ですが、それでも納得いかないようなら香辛料やネギ、生姜などで臭いを薄くする方法も効果的。
レバーを洗うと栄養が逃げる?牛乳につければいいか...
レバーの臭いがとても気になるので、何回も水やお湯で洗い流す経験がありませんか?
結構、面倒なものですが、そのたびごとに栄養素が逃げるようで嫌ですね。
この洗う時間が長ければ長いほど、脂分やビタミン群も溶けますが、血の臭みを洗い流すわけですから、どうしても栄養素が失われるのは仕方がないことです。
5分ほど水につけたら、熱湯にサクッと潜らせてから冷水につけるのもいいです。牛乳につけるなら、冷水で付け洗いした後にキッチンペーパーでふいた後、牛乳に一晩つけるのもいいでしょう。
これの方が栄養素も抜けにくいですよ。
貧血気味やたちくらみにレバーで予防
この立ちくらみや貧血は、血液中の赤血球の減少で起こります。だから、日頃からレバーを食べて、赤血球を増やそうということなんです。
貧血や、たちくらみなどの予防にレバーがいいというのは効いたこともあるかもしれませんね。
年1回ぐらいは、健康診断で血液検査をするので、自分の血液がどんな状態なのか気にする機会だと思います。でも普段はあまり血液の若さなど気にしませんよ。
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血の若さと取り戻すというなら、血管年齢を若くすることに関係があります。
血管年齢について、こちらの記事でまとめてありますので、ぜひご覧ください。
健康診断結果表にも赤血球、白血球、ヘマトクリットとか書かれているので、多少気にしてみていることもあるかもしれません。赤血球のヘモグロビンが酸素や栄養素、ホルモンを体内に運んでいます。
だから赤血球が少ないと、血流が悪くなり酸素や栄養分が十分運ばれず、体の代謝が鈍くなり、体調不良、疲れや冷えの原因。
赤血球はビタミンB12、鉄分、葉酸が生成かかわっています。
そこでこの栄養分をふんだんに含んでいるものというとレバーなんです。赤血球といえばヘモグロビンが主成分ですが、それが鉄分で構成されてます。
だから手っ取り早く、貧血や立ちくらみが気になるなら、血液が元気になるレバーを食べるのも理に適っているということです。
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まとめ
レバーは臭みが気になる食材だから、まず下処理が大事。
だから茹でたり、牛乳で血の臭さやあく抜きができないと、味が落ちてしまします。
そのために栄養素が一部抜け落ちてしまいますが、それも気にならない程度なので、しっかり臭いをとりましょう。
レバーは赤血球の生成に必要な栄養素が十分含まれている食材です。貧血や立ちくらみなど気になる方は特に、日頃から小まめに摂って、予防に努めたいものです。
血液つくりには、豚が一番いいとされ、次に鳥、牛の順です。レバーはビタミン、ミネラルも豊富なので、気に留めておきたい食材ですね。